事例から学ぶ ITシステム開発のトラブル対処法(みずほ総合研究所)【11月29日(水)】

指導経験豊富な講師による実務本位の解説

事例から学ぶ ITシステム開発のトラブル対処法

それぞれのトラブルが裁判で至る『結論』から導き出される『契約書の内容』『防止策』『解決策』とは?

 

ビジネスが専門化・複雑化するのに伴い、それを支えるITシステムの開発プロジェクトのトラブルも増加する一方です。ITシステム開発のプロジェクトは、長期間にわたる大きな金額の契約となるため、契約書の内容が重要になります。また、プロジェクトの過程では、要件や開発工数が増えたり、遅延が発生するなど、トラブルが絶えません。 本セミナーでは、近時の裁判例を、トラブルが発生した局面に分類して解説し、実際のトラブル事案に基づいて、プロジェクトでトラブルが発生した際に「我が社は責任を負うのか、否か」、「費用は返してもらえるのか、否か」といった、「万が一裁判になった際に至ることになる『結論』」や民法改正の影響をおさえたうえで、契約書の内容で注意すべきポイント、トラブルの防止策・解決策を実務本位で解説いたします。

 

【講義内容】
1.プロジェクト開始前の法務
(1)システム開発契約のポイント
 ①請負契約と準委任契約
 ・請負契約と準委任契約の違い
 ・民法(債権法)改正が契約実務に与える影響
 ②一括契約と多段階契約
 【事例】ユーザ側が開発を中止したケースで、約定代金の支払義務を負うとされた事例
 【事例】一括請負契約で履行済みの部分については解除の効力が及ばないとされた事例
 ③裁判では契約内容はどのように特定されるのか
 【事例】要件定義書の記載内容から請負契約ではなく準委任契約であると判断された事例
 【事例】「技術顧問契約書」と題する契約書が,ソフトウェア開発請負契約とされた事例
(2)契約書締結前に作業を始めた場合のトラブル
 【事例】契約締結に至らなかったケースで、ベンダが支出した費用等の賠償が認められた事例
 【事例】開発についての口頭による契約の成立が認められなかった事例

 

2.プロジェクトが頓挫した場合の処理~どのような場合にベンダに追加請求・損害賠償請求できるのか
(1)上流工程の段階でのトラブル
 【事例】仕様が確定できず費用見積りが上がり続けた事案で、ユーザによる損害賠償請求が認めなかった事例
 【事例】金融機関のシステム構築が設計フェーズ前に中止になった場合の清算関係
(2)上流工程は終了したが,システム/ソフトウェアが完成しなかった場合のトラブル
 【事例】多段階契約を採用したプロジェクトで、システムに瑕疵があるとして開発工程の個別契約の解除を認めたが、要件定義工程及び外部設計工程の個別契約を損害として認めなかった事例
 【事例】ユーザ側の理由で契約が解除され、出来高に応じた報酬請求が認められた事例
(3)パッケージ導入に失敗したケース
 【事例】ERP導入に失敗したケースで、ベンダの報酬請求が認められた事例
(4)追加費用の請求
 【事例】追加作業の合意があったと認定され、ベンダの追加請求が認められた事例

 

3.プロジェクトの完了をめぐるトラブル
(1)システム/ソフトウェアが完成したといえるかどうかのトラブル
 【事例】開発委託したSNSサイトが完成していたと認定された事例
 【事例】データの移行が完了していないことなどをもって、システム開発契約(データ移行作業を債務に含む)の履行が完了していないとして、解除を認めた事例
(2)プロジェクト完了後に障害が発生した場合の対処
 【事例】重大なバグがあり、システム利用者に損害を与えた場合のシステム提供者の責任
 【事例】運用開始から約1年6か月後に発生した障害について、システム開発ベンダの責任が否定された事例

 

4.元請けと下請の間の紛争
 【事例】下請会社の代金請求権を認めつつ、開発遅延に伴う発注元から元請会社に対するペナルティ相当額等を控除した事例
 【事例】追加作業が発生したことを認め、人月単価での報酬請求を認めた事例

 

5.システム開発のトラブルを解決/予防するための重要ポイント(まとめ)
(1)清算関係の整理
 ①一括契約と多段階契約による清算関係の違い
 ②一括契約と多段階契約の法的効果における違い
(2)責任制限条項の効力
 ①責任制限条項と多段階契約方式の関係
 ②責任制限条項のカバー範囲
(3)事実認定において重要視されているポイント~何を証拠に残しておくべきか、何を証拠に残してはならないのか
 ・RFPと提案書、契約書・合意書、議事録、「謝罪」の取扱い
(4)ベンダとユーザそれぞれの義務
 ・プロジェクト・マネジメント義務とは
(5)紛争になった際に見極めるべきポイント
(6)紛争を予防するために何が必要か

 

☆最新動向により、内容等を一部変更させていただく場合がございます。

 

【お申し込み】
下記のみずほ総合研究所様のページからお申し込み下さい。
http://www.mizuhosemi.com/section/it/29-1327.html

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