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井上治弁護士が、日本ナレッジセンター主催のセミナーにおいて、土壌汚染不動産取引の予防法務に関するセミナーを行いました。

2014.9.10 | 講演・セミナー

井上治弁護士が、「土壌汚染不動産取引の予防法務」と題するセミナーを行いました。

 

講演の概要は以下の通りです。

 

主催: 日本ナレッジセンター

日時: 2014年9月10日(木) 13:20~16:20

会場: 銀座フェニックスプラザ

講師: 弁護士 井上 治

 

近時、工場跡地の取引などで地中から土壌汚染、油汚染、地中障害物が発見され、その調査・対策費用の負担等をめぐって紛争となる事案が増えています。また、紛争件数の増加に伴い、賠償金額の高額化の傾向がうかがえます。賠償金額や和解金額が数億円という案件は多く、数十億円規模となる事例も散見されます。例えば、平成23年7月に大阪高裁にて栗本鐵工所と大林組との間で25億円の和解が成立し、平成24年10月に東京地裁にて都市再生機構と三菱製紙との間で20億円の和解が成立しています。

この分野の判例は日々その蓄積を増しているため、判例を含む最新状況をアップデートしておくことは、不動産取引に関わる実務家にとって必須と考えられます。本講座では、最新の実務や判例の動向を踏まえ、土壌汚染・地中障害物に関する典型的なトラブル・スポットを明らかにいたします。その上で、紛争を予防するために留意すべきポイントについて、売り主と買い主のそれぞれの立場から、できる限りわかりやすく解説します。

 

【概要】

1. 土壌汚染・地中埋設物取引・紛争の近時の傾向

 (1)紛争の多発化

 (2)賠償額の高額化

 (3)問題となる法的争点等の多様化

 (4)技術的事項の専門性・複雑化

 (5)予防法務の重要性の増加

2. 典型的に問題となる土壌汚染・地中障害物等

 (1)特定有害物質

 (2)ダイオキシン類

 (3)油類

 (4)産業廃棄物

 (5)地中障害物・埋設物

 (6)アスベスト(石綿)その他

 (7)液状化・軟弱地盤

 (8)放射性物質

3. 紛争における具体的問題点と予防のポイント

 (1)瑕疵担保責任関連

  ア. 隠れた瑕疵とは

  イ. 環境基準値と瑕疵(特定有害物質、ダイオキシン類)

  ウ. 自然由来と瑕疵(特定有害物質)

  エ. 瑕疵に該当するか(油類、地中障害物・埋設物、廃棄物、液状化等)

  オ. 瑕疵の判断時期(基準時)

  カ. 瑕疵についての善意・無過失

  キ. 責任制限特約・免責合意

  ク. 消滅時効・除斥期間

  ケ. 契約の解除

  コ. 損害賠償の範囲

 (2)債務不履行責任関連の法的紛争ポイント

  ア. (信義則上の)説明義務違反

  イ. (契約上・信義則上の)調査義務・除去義務違反

  ウ. 責任制限特約・免責合意

  エ. 消滅時効・除斥期間

  オ. 契約解除

  カ. 損害賠償の範囲

  キ. 瑕疵担保責任・不法行為との関係

 (3)債務不履行責任関連の紛争予防ポイント

4. 予防法務まとめ

 ・事前調査の際の留意点

 ・契約交渉の際の留意点

 ・契約文言についての留意点

5. (参考)弊所における近時の主な取扱事案

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