～被害発生時の実務のポイントと攻撃に備えた事前準備の要点～

セミナー概要

世界各地でサイバー攻撃が多発しており、我が国におけるランサムウェアによる被害件数も依然として高水準で推移しています。ランサムウェア攻撃を受けた場合、被害の拡大防止を図るとともにシステム等の早期復旧を実現することが最優先課題となりますが、それ以外にも、当局への報告対応や本人への通知・公表等の対応、さらには取引先等への説明責任の履行といった多くの法務的な観点からの対応が必要となります。また、攻撃者がファイルの復号等と引き換えに身代金の支払いを要求してくるランサムウェア攻撃では、身代金を支払うか否かの判断局面において、取締役としての善管注意義務も問題となり得ます。

本講では、攻撃を受けた際の具体的な対応について、実務上数多く相談を受けるポイントを中心に解説するとともに、サイバー攻撃に備えてあらかじめ行っておくべき準備事項について解説します。

講義内容

1.ランサムウェアについて
(1) 攻撃・被害の概要
(2) 近時の主な被害状況
2.攻撃を受けた際の実務対応
(1) 当局対応
(2) 本人対応
(3) 取引先対応
(4) 攻撃者対応
(5) その他の対応
3.攻撃に備えた事前準備