セミナー概要

　事業者が様々な事業を展開する上では、各場面において多様な規制にすべて適切に対応する必要がある。しかしながら、環境関連規制は多様であり、法令・規則・通知・ガイドラインのほか、自治体ごとの条例・規則などが存在するほか、これらは頻繁に改正を繰り返している。法令違反に対して刑事罰が科され、また行政処分がなされることも多いことから見落としは許されないが、これらを適時適切に把握することは現実的に困難である。本講演では、事業の各場面ごとに抑えるべき法規制の概要と法的リスクの実例について概説する。

講義内容

1.　どのような場面でどのようなリスクが生じるのか
（1）環境・廃棄物・リサイクルの規制違反によるリスク
（2）行政対応・規制対応の難しさ
（3）民間事業者間の紛争リスク
2.　事業上の各場面における法規制のポイントとリスク（概論）
（1）新たに事業所・工場を設置する場面
（2）工場等の操業中に環境汚染等が問題となる場面
（3）事業所・工場で働く従業員の安全を確保する場面
（4）商品製造・保管等に化学物質を使用する場面
（5）エネ使用量、温室効果ガス等が発生する場面
（6）事業上の廃棄物を排出・リサイクルする場面
（7）SDGsへの取り組みを行う場面
（8）事業所・工場を廃止する場面
3.　リスク発生の原因と対策のポイント（参考）
4.　関連質疑応答
5.　名刺交換・交流会