
Interview
Interview
アソシエイト弁護士
堀田稜人Ryoto Horita
パートナー、アソシエイト、秘書の方々が立場を越え、
一体感を持って取り組んでいる点が大きな魅力です

入所前を振り返って、当事務所を選択した理由やきっかけ、魅力に感じていたポイントを教えてください。
私は、法科大学院在学中から司法修習にかけて、弁護士としてどのように成長したいか、どのような案件を通じてどのような弁護士になりたいかを考えてきました。その中で強く思ったのは、「一つ一つの案件に真摯に向き合い、事務所の弁護士と共に議論を重ねながら、依頼者にとって最善の選択肢を考えることができる環境で働きたい」「国内外の多様な案件に広く関与できる事務所で経験を積みたい」という思いでした。
当事務所を知ったのは、法科大学院時代に参加したエクスターンシップがきっかけです。約2週間、先輩弁護士の仕事ぶりを間近で見たり、実際の議論に触れたりする中で、「この事務所では若手の意見も尊重され、依頼者のために徹底的に議論する文化がある」「企業法務という観点から、国内外を問わず幅広い案件に関与できる」と実感し、大きな魅力を感じました。実際にオフィスでは、アソシエイトとパートナーの垣根なく、弁護士同士が率直に意見を交わしながら、真剣に最善の方針を模索している姿が印象的でした。また、企業法務分野において、国内外の多様かつ大規模な案件を取り扱っている点、そして企業法務系の事務所としては珍しく訴訟案件にも強みを持ち、多く取り扱っている点も、非常に魅力的でした。私自身、国内・国際案件のどちらにも関心があったことから、両案件を扱う当事務所は最適であり、若手弁護士が成長していくための土台がしっかり整っている職場だと感じています。

現在は、どのような業務をメインで行っていますか?また、業務の中でやりがいを感じるときはどのようなときですか?
現在は、英文も含む契約書レビューや紛争案件をはじめとして、国内外の幅広い業務に携わっています。具体的には、英語・日本語の契約書のドラフトやレビュー、株主総会での対応、企業間取引における交渉支援のほか、海外での仲裁や訴訟案件、さらに非上場会社の支配権をめぐる紛争案件などにも関与しています。いずれも、事実関係や法的論点が複雑に絡み合っており、ときには海外の弁護士と協力しながら、対応方針や戦略を慎重に検討する必要があります。
やりがいを感じるのは、そうした複雑な案件において、依頼者と密にコミュニケーションを取りながら最適な解決に導いていくプロセスに深く関与できたときです。特に海外案件では、法制度や言語の違いを前提に、現地弁護士と連携しながら論点を整理し、依頼者の利益を最大限に守る方法を考えるという知的な挑戦があり、非常に刺激的です。また、紛争に発展する前段階での交渉業務も緊張感があり、時にプレッシャーを感じることもありますが、依頼者の信頼を得て方針を決定し、前向きな成果が見えたときには、大きなやりがいと面白さを感じます。
当事務所では、関心のある分野には積極的に手を挙げて関与できる環境があり、若手であっても責任ある業務を任せてもらえます。その分、自分の判断が問われる場面も多いですが、実践を通じてスキルを磨ける貴重な機会だと感じています。日々の業務の中で先輩方との議論やフィードバックを受けることで、自身の視野が広がっていくのを実感しています。

入所から現在を振り返って、牛島総合法律事務所らしさ、とはどのようなことだと思いますか?
私が入所してから感じている、当事務所の「らしさ」は、年次や立場に関係なく、議論を何よりも重視する文化が根付いていることです。
案件の大小を問わず、「なぜその結論に至るのか」「依頼者にとって最善の選択肢は何か」、そして訴訟であれば「どのように説明すれば裁判官に納得してもらえるのか」といった視点から、徹底的に思考を深める姿勢が事務所全体に共有されています。こうした文化の背景には、複雑で一筋縄ではいかない案件を多く扱っていること、そして、当事務所に厚い信頼を寄せてくださる依頼者の存在があると思います。研修制度は整っていますが、入所直後から案件にアサインされ、自分の意見を求められる機会も多くあります。たとえ経験が浅くても、準備書面の構成や法的論点について自分なりの考察を持ち、発言することが期待されます。
こうした日々の議論の積み重ねを通じて、筋道を立てて説明し、説得する力が着実に鍛えられていると感じます。訴訟・紛争案件では、相手方の主張の背景を的確に読み取りつつ、自らの主張をどう構築するか、次のアクションとしてどの選択肢があるか、どれを選ぶべきかといった判断が求められます。このプロセスにおいても、事務所内の議論は実務と直結していると実感しています。
また、関心のある分野に手を挙げると、すぐにパートナー間で共有され、実際のアサインにつながるのも特徴のひとつです。好奇心に従って挑戦を続けられる環境があることも、牛島総合法律事務所らしさの一端だと感じています。

牛島総合法律事務所への入所を検討されている方に、メッセージをお願いします。
弁護士を目指している皆さんの中には、将来のキャリアについて漠然とした不安を抱えている方もいらっしゃると思います。私自身も、就職活動中は「自分に何が向いているのか」「どんな環境で力を伸ばせるのか」「本当に弁護士という道を選ぶべきか」と、迷いながらさまざまな選択肢を検討していました。その中で私が大切にしたのは、「常に好奇心を持って取り組めるか」「他人事ではなく自分事として仕事に向き合えるか」という視点です。
弁護士の仕事は、正解のない複雑な問題に向き合い、依頼者のために最善の選択肢を導くことが求められます。ときには前例のない状況にも対応しなければなりませんし、判断を誤れば依頼者の経営や生活に重大な影響を及ぼすこともあります。だからこそ、依頼者から信頼されているという自覚と責任を持ち、真摯に向き合うやりがいのある仕事だと実感しています。当事務所では、年次にかかわらず案件に深く関与でき、自分の関心のある分野にも積極的に挑戦することが可能です。「仕事をするからには徹底的にやりたい」「責任ある環境で成長したい」と少しでも思われている方には、きっと合っている事務所だと思います。
ファーストキャリアの選択は、今後の人生を大きく左右する大切な決断です。迷いや不安があるのは当然のことですが、皆さんが納得できる選択をされることを心から願っています。そして、その選択肢の一つとして、当事務所に興味を持っていただけたのであれば、一緒に働ける日を楽しみにしています。
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