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セミナー
事務所概要・アクセス
事務所概要・アクセス
システムの開発・保守契約においては、IT技術に関する専門的な概念に対する理解と、様々な裁判例をベースとした実務的知識が求められます。また、トラブルが発生した場合に、和解で「手を打つ」のか、訴訟にするのかといった判断をする際には、これまでに蓄積された裁判例に対する理解が不可欠です。
本セミナーでは、様々なIT契約について、契約のレビューのポイントからトラブルシュートまで、IT用語、法的概念、裁判例に基づいた実務的な解説をしたうえで、架空のシステム開発事例を想定し、トラブル発生時に書類のどこを確認すべきかなどを演習を交えて検討していきます。
1.システム開発委託契約レビューのポイント
1)請負契約と準委任契約の違い
2)多段階契約と一括契約の違い
3)責任制限条項・免責条項のワーディングのポイント
4)著作権の帰属に関する条項
5)FOSS(フリー、オープンソース)の利用に関する条項
2.プロジェクト・マネジメントの義務と契約
1)裁判例における伝統的な考え方
2)近時の高裁判決におけるプロジェクト・マネジメントの考え方
3)発注者側の義務とは
4)契約実務への反映
3.トラブル発生時の金銭負担と対応と考え方
1)「契約不適合」や「債務不履行」を判断する際の「債務」の内容をどのように判断するか
2)請負契約における仕事の「完成」と準委任契約における「本旨履行」
3)既払い代金の返還
4)既作業分の代金
5)将来分の報酬の請求
6)追加費用の請求
4.アジャイル開発のトラブル
1)アジャイル開発のトラブル事例
2)トラブル発生の原因と対応
3)契約書レビューのポイント
5.トラブル発生時に法務部門が確認すべき点
1)何が証拠になるのか
2)「謝罪文」の考え方
3)紛争になったときに見極めるべきポイント
4)プロジェクトを中止する際の留意点
6.システム保守・運用契約
1)個人情報保護法の解釈とシステム保守契約のポイント
2)契約書に盛り込むべきポイント
3)オフショアの保守・運用の留意点
4)委託先から情報漏洩が発生した場合のトラブルシュート